祝 ブログはじめましてん。
このブログは、理学療法士免許を取ったものの夢を捨て切れず、お笑い芸人を目指す男の壮大な冒険の記録...
物語の主人公は、身長166.7cmの歳上におべんちゃらで取り入る事しか才能のない若者である。
第1話「白っぽい迷彩は空軍の証?」
ブログを開設したものの、よくわからないから蓋を閉め見て見ぬふりりをしていましたが遂に投稿します。
僕の夢は漫才師だ。
それってお笑い芸人?と聞かれると、少し間を置いてしまう。
僕は小さい時から、皆んなの輪の中心で面白い顔をしたり、先生のモノマネをして笑いをとるようなタイプではなかった。むしろ、無言で休み時間になったら1人で自由帳に絵を描いている方が好きだった。皆んなは、雨の日になると、今日はドッジボールが出来ない!と嘆いていたが、僕は休み時間をほぼ教室で過ごすので関係なかった。
僕は「お笑い」が大好きだった。
めちゃイケや、マジっすか⁉︎ と言う大阪の若手芸人達の深夜番組を毎週楽しみで仕方なかった。それを観ているといつもワクワクした気持ちになる。
いつかこんな楽しくて、光で溢れている世界に飛び込みたいと心の中で思っていた。
話を戻します。
漫才師とお笑い芸人は同じじゃないか?と聞かれると、間違いなく同じモノです。むしろお笑い芸人というくくりの中に、漫才師という単語がカテゴライズされているはずだ。結局は漫才師もお笑い芸人も同じモノだ。
でも僕は人に何をやっているの?と聞かれた時に、「芸人です。」と答えるより「漫才師です。」と答えたい。
それは単に、芸人と言うと粋がっているように聞こえたり、漫才師という言葉の響きの方がカッコいいと思ってるだけなのかもしれない。実際、漫才以外にコントだってやった事もある。
休み時間に窓際の席から雨が降る運動場を見つめ、自由帳の未完成なキャラをほったらかしにして、昨夜聴いたオールナイトニッポンを頭の中で再生し、唇を噛みしめる。言葉の凄さ。自分の口からこんなに面白い言葉を発してみたい。それをマシンガンのように掛け合い、そしてそれを人に聞かせて、笑わせてやりたい。
そう思った時には「ゆめは漫才師。」と自由帳に、少し大きく書いた。
あの日決めた、「ゆめ」の為にも人に「夢は?」と聞かれると「漫才師」と面白い顔で答えたい。